お知らせ
最近、身長が数センチ縮んでいることに気づきました。骨粗鬆症でしょうか?診断は?予防は出来ますか?(65歳女性)
A)骨粗鬆症とは、骨の量と質の低下をもって診断されます。可能性は充分考えられます。医療機関を受診し、骨塩定量(骨密度)や腰椎レントゲン検査を受けましょう。2021年度の骨塩定量による骨粗鬆症検診率は全国平均で5.3%と大変低い事が問題視されていましたが、山口県は更にその約半分で、とても残念な結果でした。
骨粗鬆症になると骨折しやすくなり、骨折によってQOL(生活の質)が著しく低下し、寿命を縮めてしまいます。特に閉経後の女性では同年代の男性よりも発症率が高い(大腿骨頸部骨折では約2倍)との報告があります。女性ホルモンの激減が一つの原因です。
治療は、閉経後間もない方であれば減少した女性ホルモンの骨作用を促進させる服薬治療を、70代後半女性や80代男性には骨の脆弱(ぜいじゃく)化を抑える服薬・注射治療等に、カルシウムの吸収を促進させるビタミン剤の服用を加えます。これらの治療を少しでも早く開始することで、骨折や円背(前傾となる老人体型)の予防につながるのです。
苦痛を伴わない検診ですので、是非早期診断・早期治療を受けられる事を、お勧めします。
医療法人社団 青藍会 あんの循環器内科
医師 藤谷 薫